2024年「深見」

18年目のテーマ漢字づくり
記憶の記録、ここまでくるとまるで人生年表のような感じにもなってくる

ここ17年の漢字はこんな感じ
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2023年「愛」 :日常のにある愛おしさをより自覚する(これまでの夢が日常になっていることにも氣づく)
2022年「源繋」”遊働旅生”を体現できるようになってきた(全国でVWDワークショップ開催)
2021年「湧遊」:自分でコミュニティと講座をひらく(神さまの内省ダイアローグ&場づくり講座)
2020年「変観」:なんとなく続いていたものが瞬間で変わり得ることを感じる(ミラク出版始動)
2019年「航界」:起業以来の事業がいくつか終わる(価値観と行動がシフトしはじめる)
2018年「場創」:Visionary Work Garage本格スタート(場づくりの面白さに目覚める)
2017年「自流」:台湾でワークショップ開催(海外でもやりたい気持ちが強くなる)
2016年「玉響」:Dream libraryプロジェクトスタート(カンボジアとの縁が深くなる)
2015年「照」 :新たな気づきと学びにたくさん出会う(学びの質が大きく変わった年)
2014年「連環」:自分未来編集を出版(はじめて本を世に出す)
2013年「越」 :独立起業(人生の転換点)
2012年「解放」:ワークショップデザイナーになる(今の事業づくりの礎をつくる)
2011年「成果」:完全自分起案で社内で新規事業を提案する(ワクワク感を思い出す)
2010年「自変」:キャリアカウンセラーになる(自分のビジョナリーワークの種を蒔く)
2009年「創出」:人生が変わる問いと出会う(人生が変わる起点の1つ)
2008年「挑戦」:新業態・新デザイン店舗づくりで超ハードワーク
2007年「起点」:当時携わっていた店舗事業の方向性が大きく変わる
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2023の年末、石垣島で一人合宿をしながら、思ったことの中に「生きるアート」
というイメージと、「場づくり」ということが、重なり、そしてそこから生まれてゆく
ものは「暮働学遊」というコミュニティなのか生き方働き方なのかそういうものだよな
というイメージがすごく湧いてきた

そんなことに思いを馳せている最中、「エレガントシンプリシティ」を読み返していて、
ふと目に留まったことばがあった

「ディープシーング・深く見る」


深く見るとは、何氣なく過ごしている日常や、見ている光景を前にして
そこに肉眼には見えないけれど確かにある”つながり””おかげ”を見出すことだ

わたしは世界とつながっていて、世界はわたしとつながっていることに思いを
馳せることで、感謝慈しみがじんわりと湧いてくるかもしれない

当たり前に起きているように見える現象の中に、まるで奇跡のような構造仕組み
を発見することになるかもしれない

仏教に因果と縁起ということばがある。

たとえば種がやがて芽吹き育ちやがて葉や実をつけていくことは因果。
でもそうなるためにはあらゆるものの助け、たとえば肥沃な土や
適度な水や陽の光や、受粉を促してくれる風や虫や、それが育まれるまでに
それを阻むあらゆる可能性を切り抜けてゆくことや、そういったことがあって、
はじめて、その因果は実を結ぶ。その助けが縁起。

深く見るとは、こうした縁起に思いを馳せることかもしれない。
そのことは同時に、自分には見えてないことがあることを思い出させてくれる。

自分にとって見えている世界、疑いもなく「そういうもんだ」と思っていること
「そうに違いない」と思っていること、それらが本当にそうなんだろうか?

その「そういうもんだ」「そうに違いない」と思っていることが、
そうではないかもしれないということに思いを馳せられると、人は自由になれるし、
謙虚になれる。しかも「そうならなきゃ」という感じではなく、きわめて自然に。

「もしかしたらこういうことだってあるかもしれない」という妄想や空想が生まれ、
それを面白がることで、たくさんのアイデアが想像され創造されてゆくかもしれない。

そうそう、「ビジョンとは、ほかの人々によっては見えないものを見るアート」という
ジョナサン・スウィフトの言葉もすごくいいなって感じる。

そのアイデアの基点に、たとえば「どうしたら人はもっと幸せに生きられるだろう?」
という問いがあったとしたら、その問いに紐づく、たくさんのアイデアが想像され、
創造されてゆく。


これってほんと可能性だよな~って思う。

「暮働学遊」というコミュニティなのか生き方働き方なのかそういうものって
人がもっと幸せを感じながら、もっというとあらゆる命がよろこぶほうへと向かって
ゆくアイデアの1つなのかもしれないと思っている。

それらを面白くしていくキーワードの一つが、アートなのかもしれないって思う。

アートとは何か?という問いには中々簡単には答えられそうにはないけれど
ここでは、「深く見る」ことによって見えてくることを表現したり、わかちあってみよう
とする試みと置いてみる。

「深く見る」ことを試みる
「深く見る」ことで見えてきたものをわかちあう
「深く見る」ことで見えてきたものを形にしてみようとする

因果をロジックだとしたら、縁起はアートと言えるかもしれない。

決まったどこかに辿り着くためではなく、その場があることによって「生きる」が
もっと面白くなっていゆく氣づきが起き続けてゆく場は、それ自体がアートなのかも
しれない。場づくりというアート

うん、やっぱり2024のテーマは深く見る=「深見」にしよう。

「生きるアート」というイメージと、「場づくり」ということが、重なり、
そしてそこから生まれてゆくものは「暮働学遊」というコミュニティなのか生き方働き方が
もっともっと増えてゆくように。